【武蔵台の魅力⑦ 変わらぬ街並】
2019年11月02日
♪現存する良好な住宅環境が不変の保証のある街
東急不動産による第一期分譲から、来春で43年です。
この街に幸いしたことが、もう一つありました。
それは、「建売住宅の街」だったことです。
武蔵台より前の分譲地は、その名のとおり更地分譲でした。
少し大きな分譲地では、どこも住宅環境維持のために、
「戸建限定」「分割不可」等、唱えました。
契約書特約や覚書で約束を交わしましたが、
バブル迄にあった「土地神話」から、投資取得もあります。
古くなって買い替える人も当然あります。しかし、
何十年後に売り出されるときには、忘れられています。
約束を守る術がないことから、建築・再建築されると、
敷地分割して3階建、アパートにもなりました。
武蔵台分譲の頃は、土地販売利益には重課税が課せられ、
分譲会社の税金対策からも、建売販売が主流となりました。
武蔵台にも更地販売はありましたが、極めて一部です。
大部分が建売でしたので、調和のある家並みができました。
当初は、「建築協定」によって街並みの維持に努めました。
協定の期限切れに際し、放置すると街並の悪化は不可避と、
自治会が中心となり、行政と住民が作成した地区計画です。
地区計画は、現存する良好な住宅環境を守る大きな力です。
(続く)
写真は、第1期分譲建て替わった街区の家並み、
それぞれ個性はありますが、キチンとルールどおりです。